言葉ひとつで受け取り方も変わる。

先日、仕事の関係でバスに乗ることがありました。

電車の都合でギリギリに乗ることになってしまうのですが、ダッシュしたら
「大丈夫ですからゆっくり来てください」
と外に聞こえるマイクで運転士さんが声をかけてくれました。

数日後、別のところで同じようにギリギリでバスに乗ることがあったのですが、
間に合わないかなと思いながらダッシュをしたら
「お急ぎください」と運転士さんに言われてしまいました。

最初の時には「こんな風に言ってくれてありがたいけれど、ちょっと恥ずかしいな」と思ったのに対し、「お急ぎください」と言われた時には、ちょっと嫌な気持ちになりました。

出発ギリギリなのはこちらもわかっていて、ものすごいダッシュで走っているのにこれ以上どうやって急ぐのよ!
みたいな気持ちになってしまったのです。

 

適切な声かけ・言葉選びは案外難しい

私自身の心の持ちようもあると思うのですが、同じシーンで違う言葉をかけられた時の受け取り方の違いを体感しました。

それで思い出したのですが、10年以上前にあるセラピーのモニターを受けた際のフィードバックで

「頑固ですね、ふふ」

と唐突に言われ、笑いが少し入ったようなニュアンスで言われたことを思い出しました。

その言い方に少しカチンときたのは事実ですが、その方の名誉のために言うと、セラピーは素晴らしいものでした。

考えてみれば、メールだけのやり取りで初対面でのセラピーというのもあって、ラポール構築が出来ていなかったこともその理由だったと思います。

物事のとらえ方は、ピーク時と終了時で決まると言われています。

どんな素晴らしいメニューであったとしても、話の聞き方・伝え方・フィードバックの仕方も学び、磨いておかないとセラピーが良かったとしても、表現力によって台無しになってしまうこともありえるのだと実感しました。

完璧に出来ることはないにしても、伝えるためのタイミング、相手との信頼関係の構築、こうした小さな積み重ねが仕事においてとても大切だと事あるごとに思い出しています。

家族にこのバスの話をしたら

「おばさんがダッシュしているのを見て危なっかしく思ったんじゃないの?」
と言われ、自分の走っている姿を想像してちょっと凹みました。

ただ、前者の運転士さんは、乗客のことを考えた言葉がけをしていて、後者の運転士さんは自分のこと(遅れないように運航する)といった時間にフォーカスしていたことが表現の違いを生んだのではないかと考えると、小さな差が大きな結果の違いにつながるということも感じました。

言葉一つで受け取り方も変わりますし、表現の仕方も違ってきます。

コミュニケーションって難しいですが、それだけ様々な要素があって発している、受け止めているということも意識していきたいですね。

 

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