書類を書くこと、面接対策を通してできる自己理解とは?

就活支援をしていると、工夫されたエントリーシートや意表を突く面接の質問に出会うことがあります。(相談者からの情報としても)

例えば新卒を採用するプロセスでは、いわゆる自己理解、仕事理解をしたうえで、企業へエントリーしていく流れが一般的です。
(もちろん転職も同じ流れです)

その流れの中で、ベーシックの質問もあれば、一瞬ひるむような珍しい質問もあるようですが、企業側としての意図は、きっとその人の本質、人柄などを把握したいと考えてしているはず。

だとしたら、その質問から何を読み取ろうとしているか?自分はどうこたえるか?を考えていくことが自己理解にもつながります。

また、質問をされると答えを出そうとするため、その質問の意図をしっかりと把握することで、自己表現力を磨いていくこともできるのです。

採用に携わっている方たちは、日々たくさんのエントリーシートを見たり、面接をしているので、そのご苦労を思うと、応募する側も一生懸命ですが、採用に携わっている方たちも真剣。

だとしたら、やはり良い人材を採用したいという気持ちがあるからこその質問だということを理解しておきたいですよね。

その人の能力や状況対応力、ストレス耐性を見ようとしているので、それに対する対策をしましょうとネットを検索するとたくさんノウハウを伝えているサイトにたどり着きます。

ただ、誰かが内定を勝ち取った答えがそのまま自分に当てはまるかというと違います。

テクニックやたったひとつの答えがあるのでもないからこそ、戸惑うことも多いのではないかと思います。

だからこそ、とらえ方を変えてみると、どうでしょうか?

一見「何の意味があるの?」と思うようなことであっても、面倒だと思っている書類の作成であっても、それを通して自分の棚卸ができる良い機会。

そうとらえてみると、質問の意図を考え、自分の答えをまとめるプロセスは大変ですが、同時に、自己理解を深めることが出来るきっかけにもなるのです。

また、面接に関しても、単なるおしゃべりではなく、伝えるための自己表現を磨く良いチャンスです。

私自身、フリーランス歴が長くなると、キャリアコンサルティングの仕事と並行していく中で感じるのは、フリーランス、特に自分でサロンをしていたり、企業様との密接なつながりが長期にわたることなく、単発の仕事が多かったりすると、世間の常識や流れに疎くなっているということでした。

組織で働くというのはこういうことだったかと思い出させてもらえるような仕事もしていますので、そのどちらのメリットもデメリットも実感しています。

実際にキャリアコンサルティングの講座に通っている時や実際の仕事に応募する際に職務経歴書を作ったり、面接対策をしたりと自分なりにやってみました。

相談に来られる方のご苦労もやってみると実感します。

と話はそれたので戻しますが・・・

文章にする、言葉として話す、それを客観的に見て判断される。

ただその判断に通るためという目標はありますが、この一連の流れは、自己理解につながるので、適当にうわべだけで作るのではなく、しっかりと落とし込んでいくことが内定への近道だとも言えます。

プロフィールコーチング🄬では、プロフィールを毎年1回は見直して、更新してみてくださいとお伝えしています。

職務経歴書や履歴書などもデータとして保存しておき、1年に1度は見直してみてはいかがでしょうか?

そしてキャリアの棚卸をしておくと、ご自身に今必要なもの、これから取り組みたいことなどが見えてきます。

セルフワークで取り組んでもよし、セッションを受けてみるのもよし。

自分のことが後回しになりがちな人こそ、意識してやってみることをお勧めします。

 

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