ホンネとタテマエという視点で、自分の思いを知って自分に戻るということ。
プロフィールコーチング®のすぎもとかおるです。
今日は、ホンネとタテマエ、そのどちらも大切にすると良いということを書いてみたいと思います。
例えば新しい服を買おうと思っているとき、どんなことを思いますか?
着ていくシーンや場所、会う人たちの属性を考えながら選びますよね。
・これを着たら素敵に見えるかな。
・これを着たら褒められるかな。
・これを着たら知的に見えるかな。
・これを着たらモテるかな。
なんて思う場合もあります。
いろんな「心の声」があって、ぴったりとくる服があると「買おう!」と思うわけです。
表向きの理由は、例えば卒業式にも入学式にも着ていけるスーツを買いたい。
と思っていたとしても、
裏の理由の中に
・年相応におしゃれに着こなしたい。
・子供に「その服、変!」と言われたくない。
・この際だから他にも着ていけるように少し奮発しちゃおう!
という思いもあるわけです。
お店で「卒業式、入学式のスーツをほしいんです」と店員さんに伝えますが、その裏にはいろんな上記のような思いがあってもあまり最初は言わないですよね。
私が良く店で服を見て買おうと思っているときつい言ってしまうのが
「これって若い方が良く買っていくんじゃないですか?」という一言。
その裏には
「若作りみたいに見られたらちょっと恥ずかしい」という気持ちもあります。
お店の人は親切で優しいのでたとえ若い人が買っていくことが多くても
「いえいえ、そんなことはないですよ」と言ってくれます(笑)
ここにもホンエとタテマエが存在すると思われます・・・
これは、起業や開業などに関しても、同じことが言えますし、更にはクライアント(お客様)にも言えることです。
更には、買う側の意図もあれば、提供する側の意図もあるわけです。
表の理由もタテマエも、裏の理由もホンネもどちらも正しいとか間違っているということはありません。
私が思うに、ホンネもタテマエもどちらも大切にしながら、私はこういう思いの両方を持っていると自覚するだけで落ち着くと考えています。
裏の理由に蓋をしてしまうと、自分を認めていないことになってしまいます。
どちらも、同じ自分の思い。
そのどちらも自覚し、自分の中から出てきたものだと思うだけで良いのです。
もしかしたら、ふたつの思いで葛藤しているかもしれませんし、矛盾を感じて苦しくなっていることもあるかもしれません。
更には、こんな思いを持つなんて!と否定してそこから抜け出せなくなっていることもあるのかもしれません。
その思いが自覚できているか、無自覚であるかということはとても大きなポイントです。
更には表現するかは別の話ですが、どこかで誰かにわかってほしいという思いもあるはずです。
それを全部否定してしまうと「自分のことがわからない!」となってしまうこともあります。
だからこそ、突き詰めると、もしかしたらホンネとタテマエを使い分けられる人は、世渡り上手なのかもしれません。
心の葛藤やジレンマがあったとしても、割り切れているのかもしれません。
割り切れていなくてもそれ自体が悪いことではないとは思います。
昔、「大人になるっていろんな顔を使い分けることなんだ」と思っていたのに今はいろんな顔を持っています。
昔、「なんで親はここではこんなに怒っていても電話がかかってくるとすぐ声色が変わるんだろう」と思っていたのに、今は同じことを自分がしています。
昔、アルバイトをしていた時、感じの悪いおばさんが男性社員が通っただけで声も態度もコロッと変わってビックリしましたが、考えてみれば自分だって好きな人の前ではしおらしい自分になったこともあります。
更に、良くご相談を受ける時に、最初のお問い合わせでは「〇〇のセラピーについて知りたいです」とか「セラピーを受けたいです」とご連絡をいただいて、お話をしていると・・・
「実は起業したいんです」
「独立を考えていて」
「セラピーよりもコーチングに興味があって連絡しました」
というように、深い話になっていくと、その方の連絡をくださった本当の思いに触れることもあります。
ただ、入っていきやすいようにわかりやすい理由を伝えているだけ、ということもあるのです。
だからこそ、自分自身を見つめる時には、
本音や私利私欲にも目を向ける!
ということが大切です。
それが行動するエネルギーになることだってありますから。
更には、自分の欲求がどこから来るのかを見つめる手がかりにもなる。
それが自然に自分を「わかる」ということにつながって行くのです。
一度認めてしまえば、なんてことはないです。
更に、クライアント(お客様)の心に寄り添うために、タテマエからホンネを語っていただけるような距離感やコミュニケーションを大切にしたいと思います。
表も裏も同じ物事を見た時に違う角度から見ただけのこと、かもしれませんし、新しい自分に出会えるチャンスでもあるのです。
価値観の多様化によって、いろんな思いを持つ方もいて、生活スタイルも環境も選べる時代。
コミュニケーション手段も増えて、いろんなところでいろんな自分を演じる(良い意味でも)ことが多くなると、ホッとできる時間が減っていることも事実。
だからこそ、自分に戻れる時間や本音を言える場所、友達って大事ですね。
私はお菓子作りや手作り石けんを作っているときが自分に返る時間だと思っています。
家族と食事をしているときがやはり一番幸せですが、たまに実家の母のごはんを食べている時が一番ホッとします(笑)
上げ膳据え膳という意味で・・・。
なかなか帰省できないので年に1回あれば良いという感じです。
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“ホンネとタテマエという視点で、自分の思いを知って自分に戻るということ。” に対して1件のコメントがあります。