ターゲットを絞るということはお客様を門前払いすることではありません。
プロフィールコーチング®創案・肩書き診断士のすぎもとかおるです。
マーケティングで良く言われている
「ターゲットを絞る」
「ペルソナを決める」
ということですが、ここを絞ることを恐れる方が非常に多いです。
過去の私もそうでした。
「世界中に伝えたい!」
その思いはわかりますが、
例えばダイエットを必要としていない人にダイエットのサプリを差し出してもスルーされますね。
おまんじゅうが食べたいと思っていてケーキ屋さんを探す人はいません。
日本語しか話せない人が世界の人へ伝えるためには、ありとあらゆる手段を使っていかなくてはなりません。
でも、考えてみてください。
「伝えたい」と思ったきっかけ(起業しようと思ったきっかけなども)というのは、原点に戻っていくと必ず具体的な瞬間があります。
その瞬間のことを思い出せば良いだけなのです。
みんな忘れてしまっているんですよね。
※それを思い出していただくのがプロフィールコーチングです。
明確なメッセージを伝えるために、
あえて
「この人に伝えたい!」
というお客さまをイメージすること。
イメージしたら、その人に向けて発信することがとても大切なわけです。
でも、なぜ皆さんがそろって恐れるのか?
これはかつての私も含めてですが、突き詰めて考えてみると
取りこぼすのが怖いから
ですよね。
アラサー向けにとしても実は他の人にも売りたい。
それは当然です。
アラフォーの方はスルーしてしまうんじゃないか?
ということを恐れているからだと考えられます。
また、ターゲットを決めるということは自分が来てほしいお客様を引き寄せるということでもあり、仕事がとてもしやすくなるというメリットもあります。
でも、忘れてはいけないのは、
ターゲットを絞るということは、興味を持ったお客様を門前払いするということではありません!!!
明確なメッセージを伝えるためにターゲット設定をしているのであって、興味を持った方を「あなたは対象ではないから来ないで!」という拒絶をイメージするのではない、ということです。
微妙な差ですが、ここの意味を取り違えてしまうと、絞り込むのはますます怖いことになってしまいます。
ちょっと話がそれますが、門前払いということで思い出した私の失敗談をお話します。
実は私、以前とあるセミナーに興味がありまして参加したいとご連絡したら
「対象ではないので・・・」
とやんわりと門前払いを受けたことがあります(笑)
以前も抽選で決まるはずのとあることに申し込みましたが
抽選に漏れた連絡に「地域が違うので」みたいなメッセージが添えてあり
対象から外されたこともあります。
※それって抽選じゃないんじゃない?!と思ったり(笑)
そういうところへチャレンジする私もおかしいのかもしれませんが(笑)、
誰でもが、こういうことは一度や二度はあるのではないでしょうか?
苦々しい思い出となっていつまでも残ることもありますが、やはり主催者側としては、いろんな意図があって断ってくるわけです。
なので、こちらもそれなりに意図を持ったものであることも理解しなくてはなりません。
興味を持つ=行ける
とは限りませんし、
表に出せない事情や感情というのも当然あるのです。
それは横においても、
私たちは門前払いするのではなく、まっとうに仕事をしていくために
出来ればたくさんの人に来てほしい!
でも、自分が思っているお客様に来てほしい!
その一見相反するような思いのどちらも踏まえて
その時に考えてほしいのは、私たちがターゲットを設定する本当の意味です。
繰り返しますが、
門前払いするためではありません!!!
「アラサーって書いてありますが、40歳の私はダメでしょうか?」
と言われたら、メッセージが届いていると逆に解釈してみてはいかがでしょう。
「じゃあ、アラフォーに変えちゃおう!」
と焦ることは絶対にしないでください。
「私は対象となっているでしょうか?」
と問い合わせが来たら、興味関心がある証拠です。
ターゲットを絞るというのは、具体的メッセージをわかりやすく伝えるためであることを忘れないでくださいね。
ずっと昔に、資料だけを送るということをある理由でしていなかった時期がありました。
(それはこちらの事情でした)
そんな時に、たった1行
「スクールの資料を送ってください」
とだけ書いてあるいうメールが入りました。
※資料だけ発送するということはしていませんとサイトに書いてあったのですが。
「資料を送るだけということはしていないので、ぜひうちを実際に見るつもりでいらしてください」
とお返事すると
「遠いので行けません」
という返事がありました。
じゃあ、資料を請求する目的って何なのかな???
と思いました。
たった1行のメールでこちらはいろいろ想像します。
「お子さんが小さくて来られないのかな」
「資料だけもらってどうするつもりなんだろう」
「私だったらこんな1行のメールなんて送らないのに」
などなど、いろんな思いが交錯するわけです。
もしかしたら、電話でお話出来ればまた違ったのかもしれません。
お互いにきっともやもやしたものが残ってしまうというのは出来れば避けたいですね。
ターゲットを絞るのは、届けたい相手に響くように伝えるため。
ここを忘れないでいたいですね。
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