「応援」という言葉を使いたくなったら考えたいこと

 

プロフィールコーチング®のすぎもとかおるです。

今日は「応援」という言葉についてちょっと考えてみたいと思います。

起業したいという方の相談で何がしたいか?というお話になる時

結構多いのが、

「何かを始めたい、誰かを応援したいんです」

「人を応援することが好きなんです」

「つながりを作ること、応援することが自分の役割だと思っています」

という言葉です。

そこでいつも気になるのが

「応援」

という言葉。

これって、とても素敵な言葉であると同時に、実はとても便利な言葉だと思いませんか?

応援するという言葉を使いたくなったら考えたいことを今日はいくつかに分けてお話します。

私は20年くらい前(そんなに時間が経ったとは!)

就職活動の時に面接でのNGワードとして

「人と接するのが好きです」

という言葉は安易に使ってはいけないと言われました。
ありきたりで使い古された言葉だと面接の本にも書いてありました。

そして、人と接するのが好きだとしたら、どんな時にそれを感じてどう人と接しているのか?

そういうところを見つめないと面接官には伝わらないとも言われていました(当時)。

接するってどう接することが好きなのか?

ということも考えなくてはいけないですよね。

そこでポイント1 「応援」という言葉を安易に使わない。

「応援することが好き」

ということは

「人と接するのが好き」

ということと同じくらい気を付けて使ったほうがいいのでは?ということです。

ということでまた辞書の出番です。

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応援(大辞泉より)

力を貸して助けること。また、その助け。「選挙運動の―に駆けつける」「―演説」
競技・試合などで、声援や拍手を送って選手やチームを励ますこと。
「地元チームを―する」「―団」

===========

応援があるから試合でも頑張れる!

応援をいただいて感謝する。

応援ってする側もされるほうも共に喜び合える素敵なこと。

でもその一方で、こんなことを言っていた人がいました。

でも、昔ある時に芸能人の破局で双方がコメントを出した時に、
誰だか忘れたのですがコメンテーターだったか
エッセイストだったかの記事を読んだことがあって

「なるほど」

と思ったことを紹介します。

あまりはっきりと覚えていないのですが。

「応援するっていう言葉非常に便利な言葉です。
だって責任がないですから。
応援するって口先だけだったらいくらでも出来ますよね」

と。

別れた相手にエールを送ることで収めようとしているところもあるというようなこともあった気がします。

未練を残すのでもなく、相手の未来の幸せを願うという意味でも。

それで思い出すのはうちの夫が私が起業したいと言った時に放った言葉。

「協力はしてやるけれど、応援はしない」

この言葉に私はすごくカチンと来たのですが、(前に書いたこともあるのですが)
あるファイナンシャルプランナーの男性講師が

「応援してくれなくても協力してくれれば十分じゃないですか」

と言われて私は衝撃を受けたのです。

だから「応援」という言葉にはいろんな意味でナーバスになります(笑)

 

ポイント2 「応援する」「応援される」の前提にあるものを明確に。

このふたつは、片方だけでは成り立たないこと。

気持ちで素直に応援していたつもりがいつの間にか見返りを期待したり
(私が〇〇したのに、あの人は〇〇してくれなかったとか)
応援の考え方が違うことでトラブルになったり、
(応援すると言われてタダだと思っていたらお金を請求されたとか)
応援を当たり前だと感じてしまうクライアントが出たり
(私頼んでないもん♪
あなたが好きでやっているんでしょ?
みたいなとらえ方をされてしまったりも)

なので、応援するにもお互いに前提は必要です。
心構えとも言うんですけれど。

もっとはっきり言うと

応援にも責任というのは伴います。

ちょっと辛口ですが、無責任な応援は安易にしてはいけないし、

応援するならちゃんと最後まで応援しよう!と私は思うのです。

無報酬で応援するならそう決めてごちゃごちゃ言わない!

逆に言えば報酬がほしいならちゃんと決めておくことです。

応援する範囲というのだって実はあいまいということもあるからです。

「つもり」が一番怖いですよね。

つながりを作るのが好きなら、それをビジネスの仕組みとして構築するか?
どこに位置付けるか?を考える必要があります。

言ってみれば、お見合い写真を持ってくるお世話好きの親戚のおばさんなのか、
結婚相談所なのかの違いみたいなものです。

基本仕事ではなく、その子のことを心配して何とか結婚してほしいと話を持って行くのか?

会員登録をしてお見合い相手を紹介し、成婚したら報酬をいただくかたちでビジネスとしてお見合いを斡旋するのか?

やっていることは同じでも、仕事と気持ちだけでやっていることは前提もコストもまったく違いますよね。

それでもやもやするなら、「応援」という言葉じゃなくてちゃんと「仕事」と言ったほうが良いこともあります。

だからこそ「応援したい」気持ちでビジネスをするなら(起業するなら)
どうビジネスに落とし込むかってとても大切です。

 

ポイント3 「応援」したりされたりする人は魅力と愛にあふれた人柄にある

「応援したい」人は「応援される」ような魅力あふれる人であることが多く
「応援される」人は誰かを「応援する」愛あふれる人であることが多い。

私はそう思います。

ビジネスがどうのこうの、という話をしましたが
そういうことを取っ払っても
総じてやはりお金が絡まなくても
自然に応援される人はそれだけ魅力あふれる人なんですよね。

そして、その人を本気で応援したいと思えば、
お金なんてどうでも良くなるくらい
本気で応援する。

そうすると自然に結果も付いてくる。

いろんな意味でバランス感覚が取れていて
自然に応援も出来るしされる人は
ビジネスでも良い循環が生まれています。

でも、明らかに何かで意図的に表面上だけで紹介していたり、
盛り上げるコメントをしたり、褒めちぎっていたりすると
胡散臭さが漂ってしまうもの。

スマホやパソコンの画面を通しても結構わかってしまうものだったりします。

見ている側は本当に冷静です。

応援の他にもサポートや支援という言葉もありますが、
こちらのほうがニュアンスとしてはより具体的で
仕事としてとらえてもらいやすいような気がしますが、どう思いますか?

「応援する仕事がしたいんです」

というあなただったら、応援される人になること。

「応援されたいんです」

というあなただったら、まず誰かを応援してみること。

どちらもしてみるとわかることがあるはずです。

こんなことを言う私は、応援されると恐縮しちゃって、ドキドキしちゃうんですけれどね。
セラピストさんにもそういうタイプが多いかも?!

「応援」という言葉を使いたくなったら、
なぜ「応援」なのか?を考えてみてくださいね。

私ももう一度しっかりと考えてみたいと思っています。

 

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