国家資格キャリアコンサルタント学科試験勉強法①~くり返し問題を解く⇔くり返し資料で確認する~

【お断り】
2017年にアップしていた記事を一時期、noteに移行していましたが、キャリアコンサルタントとして5年が経過し、情報も古くなっている部分もあり、有料記事を無料にして、再度こちらに掲載することといたしました。

私は2017年に国家資格キャリアコンサルタントの学科(第5回)・実技(第4回)に合格しました。

実は第4回は伝説の難問の回であり、残念ながら学科は1問足りずに不合格になり、第5回にリベンジして合格しました。

試験勉強に王道なしという言葉もありますが、自分なりの王道というのは、やってみると見つけられるものなのかもしれません。

今後傾向は変わっていくかもしれませんが、学科の試験対策は普遍的なところもあると思います。

また、なかなか個人の合格体験記というものがネット上に出ていないため、特に地方で情報があまりなく困っている方のために少しでもお役に立てればと考えました。

これまでは私がやった学科試験対策をまとめて無料でブログにアップしていましたが書き加えていくうちに長くなってしまったので、一旦noteに移行して公開していたのですが、5年を経て再びblogに戻して無料公開することにしました。

これから国家資格キャリアコンサルタントを目指す方の少しでもお役に立てれば幸いです。

 

両方受験か片方受験か?

さて、ご存じの通り、キャリアコンサルタントの試験は、学科と実技の同時受験も出来ますが、片方ずつ受験することも可能です。

また受験料も学科と実技では価格が違います。

一度に同時に受験して一気に合格を狙うのか?
まずはどちらかを受けて確実に合格してから次を狙うのか?

そこから考えて無理なく受験のスケジュールを立てるのもおススメです。

特に実技試験は受験料が高い!
落ちたら3万円近く支払わなくてはいけないのは大きいです。

その上で、自分に合った勉強法でシンプルに何にどれだけかけられるのかを考慮して、試験の受験スケジュールを立てて合格を目指すことをおすすめします。

いずれにしても大切なことは、
・時間をかけて(長時間一気にではなく隙間時間活用)
・効率よく(あれこれ教材に手を出さない)
・継続的に(コンスタントに・毎日コツコツ)
・モチベーションを維持する(気分転換法・続けるためのご褒美)
・好きなところ、得意なところをひとつでも早期に見つけておく
(何を出されても完璧に答えられるところを増やしていく)

ということ守っていくと良いです。

計画を立てて出来る方は言わなくても出来ると思いますが、出来ない方は
やった時間と内容をとにかく手帳などに書いていく
これがモチベーションを高めるひとつの要因になります。

そろえる資料は?

詳しくは②のnoteに書きますが、養成講座のテキスト以外に広く学ばなければならないことが第4回以降増えました。

今後も法の改正に伴って、また出題傾向も難化していくと思うので、それに伴って必要な資料には必ず目を通しておく、理解しておくことが求められます。

ですが、あれこれ手を出さず、必要最低限のことを完璧に攻略していくことが良いでしょう。

実際、私は第4回の試験対策にと、別にご紹介するサイトや何冊かの本も一通り情報として知った基本の資料はそろえました。

それにプラスして、マンパワーのWEB答練(有効期限あり)と模擬問題を購入しました。
とてもわかりやすくて知識の整理にも役に立ちましたし、力試し的に活用できて良かったのですが、あまり公には言えませんが、1回限りなので、費用対効果が微妙でした。
(はっきり言って第4回で出た問題はまったく傾向が違い、役に立ちませんでした)

そこで、第5回に向けて、どうやって勉強し直そうかと考えた時に、
今度は考え方を変えて、若干弱気になりながらですが(笑)

・不合格になっても有効期限なく使えるものをそろえる
(新たな追加教材は、アプリと赤本のみを購入)
・お金をかけないで労力をかけて頑張る
(出来るだけ毎日学科試験の何かに触れる)

と決めました。

人には向いている勉強法と向かない勉強法があると思います。
ただ、いくらテキストを何度も読み返して内容を理解し、暗記したとしても当然のことながら、試験で正解を選択できなければ合格することはできません。

どんな試験もそうですが、ある程度対策を立てて教材もあれこれ手を出さずに絞ってくり返し問題を解くことは大前提だと思います。

ただその方向性が違ってしまうと
(一夜漬けのような一度に長時間の勉強、偏った箇所だけ勉強、単なる黙読、山を張る、山を賭ける)
時間の無駄になり、合格が遠のきます。

では、何をやるべきなのか?

私は、見慣れない単語や用語、人名、数字など苦手なものを見ただけでクラクラしてしまうため、試験で問題を見た瞬間に焦ったり、ビビったり、テンぱったり、慌てたりしないために

・試験問題の言い回し、選択肢の文章に慣れる!
・そのためにくり返し問題を100点を取れるまでやる!

と決めました。

そして、2つの手順を回して出来るだけ、数分であっても「毎日」学科に関するものに触れることを意識しました。

勉強というよりも、まずは「触れる」ことです。

片づけも掃除も、その状況(きたない、散らかっているなど)だけを見ていると、ネガティブな感情が生まれてきて先延ばししたくなります。

ですので、そういう感情が生まれる前に
・「感情を入れずに」(←ここポイントです)
・まずはモノを動かす(まず本やアプリを開く)
・目についたごみを捨てる(学ぶ環境を整える)

など行動に移していくと、弾みがついてやる気になっていくのでこの方法を勉強にも取り入れました。

何も出来なかったという気持ちで積み上げた本を見ているだけでテンションが下がってきてしまいます。

なので、とにかく何でも本を開く、アプリをやるなど「やりたくない」「面倒くさい」と思う前に行動することに決めました。

「あ、待ち時間5分ある!じゃアプリやろ!」みたいな軽いノリです。
本や問題も常にどこか決まった場所に置いて、開くようにしていましたし、仕事で移動する時にも何かしら持ち歩くことに決めました。

「触れる」内容も極めてシンプルに、

問題を解く(しかも繰り返し)⇔資料を見る(くり返し確認する)

という行動に絞りました。
(これも当たり前の方法なのですが)

問題を覚えてしまうくらい繰り返し解く!
これを最優先に1か月半前くらいから取り掛かりました。

これをやっていくと、短時間で問題と選択肢を読み取れるようになり、ある意味ひっかけ問題の言い回しにも慣れてきました。

そして、知識が乏しくても、ある程度常識的に考えれば解ける問題が増えてきました。

その際に意識していただきたいのが

得意なところ、好きな理論はどう聞かれても完璧に答えられる!
というものをひとつでも早めに見つけ、それを増やしていく

これがわかってくると楽しくなってきます。

例えば、クルンボルツのハップンスタンスラーニングセオリーが好き!
この問題が出て来たら何が出ても答えが出せる!

という自信があるのであれば、
偶然がもたらすものがキャリアに影響しているという理論と逆のことを言っているのは誰?
というように関連付けて覚えていくことが出来ると、4択が出てきた際にも消去法なども使いながら正解を見つけ出すことが出来るようになるのです。

ひとつひとつをカテゴリーや項目ごとに覚えるのではなく、関連付けられるように意識しながら養成講座でも学んでいただくと、紐づけが出来てきますよ!

毎日5分の積み重ねがラスト1週間の追い込みの差につながっていきます。

場合によっては、お気に入りのカフェに行ってお休みの日に集中して学ぶという方もいるかもしれません。

ただ、私は当時子供が高校受験を控えており、最後の部活もあり、という中でしたので、そういう時間は取れませんでした。

なので料理をしたり、家事の合間にやるしかなかったんです(笑)

隙間時間を活用すれば毎日1時間くらいは勉強できるもの。

ぜひ時間がないを言い訳にしないで、頑張ってください。

取り組んだ問題や使ったツールについては、別途書きます。

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