資格取得と専門性
働く上で資格を活かして仕事をしたいと考えている方は多いかもしれません。
ですが、実際に資格を取得した後、これからこの資格を活かすぞ!と思っていても、なかなか仕事に結びつかないこともあり、さらに上位の資格や更なる知識の習得が必要なことも重なって、上を見ればきりがないなぁと思うことはありませんか?
私自身、アロマの資格を取って、さあやるぞ!と思っても、何をどうすれば良いのかまったくわからなかったのがもう16年以上前になります。
その当時は今のようにネットやSNSが発達していませんでしたが、とりあえずHPを作ろう!と買ったばかりのパソコンで、ソフトを買って取り組むことくらいしか出来ませんでした。
でも、そうやってHPを作る段階において何をどう表現すれば良いのか?を考えることがマーケティングや資格を活かすために何が必要かを考えるひとつのきっかけになったとは思います。
さらに言えば、このくらいの知識ではまだお金をいただくのは早いという気持ちにもなってしまいました。
何をいくらでやってお金をいただけばよいのか?
お給料をもらっていた時にはわからなかったコストの意識が生まれ、高すぎないか?安すぎないか?と値段設定にも悩んだものです(もちろん今でも価格設定はとても良く考えてからと思います)
意気込みだけで仕事が入るわけではありません。
国家資格を取得して見えてきたこと
2017年に取得したキャリアコンサルタントは国家資格。
そして、技能士の資格はキャリアコンサルタントの上位資格として2級、1級というものがあります。
自分自身どこまで極めていくのか?
目指していくのか?
を考えて、とりあえずの目標として国家資格を一つ持って仕事につなげるということを目指しました。
キャリアコンサルタントを取得した際、私自身初めて国家資格というものを取ったので、とても嬉しく、40の手習いではありませんが(笑)合格したことで、やればまだまだ出来る!という自信も生まれました。
でも、実際に仕事をしてみると、資格取得は当然ゴールではなく、スタートでした。
自信はただの過信であり、講座で習ったことは活用できることも多い反面、実務ではロープレのような理想的な話の進み方をするわけでもなく、対象者によって必要な情報提供のための知識の蓄積も余儀なくされました。
また、転職活動や就活は、自分が経験した20年前とは大きく異なっていて、エージェント(リクナビやマイナビなど)が介在していたり、インターンシップが行われていて、就活自体の早期化もあり、日々学びながら対応していくしかありませんでした。
その一方で、これまで経営者や起業家、セラピストなどのプロフィール作成を行うためのセッション、プロフィールコーチング®をしていたことで、自己理解の段階や強みを盛り込んだ自己PRの作成は、自分の中では好きで得意なことだな~と手ごたえも感じることが出来ました。
そして、これまでの仕事で行っていた研修や個人セッションにも、学んだことを活かすことが出来ています。
こうやって実際にやってみると、広くたくさんの知識を持っていることがキャリアコンサルティングには必要だと実感し、何かをやったから何かをあきらめるということもなく、、同時に何でも出来るようにしていく方向性と自分自身の専門性を高めること、どちらも大切だということもわかりました。
それは養成講座の先生がおっしゃっていたこととリンクしていました。
専門性の時代?
「キャリアコンサルタントも専門性を持つ時代が来る」
先生はそうおっしゃっていたのですが、これは本当にそうだと思います。
資格を持つ人が増えて行けばいくほど、何が得意なのか?強みなのかを自分で把握してそれを活かした仕事をしていくことは、続けていくために必要なのだとあ思います。
そして自分の強みや魅力、経験からどんなことに特化する、あるいは強いキャリアコンサルタントなのか?
これはキャリアコンサルタントに限らず、ずっと問いかけて磨いていくことなのだと思います。
また、専門性を磨くことはその周辺知識も持ち合わせていることで厚みが増すとも思います。
どちらも行うことは大変ですが、なぜならキャリアコンサルタントの多くは私も含めてフリーや非正規雇用で期間限定で仕事をしていることが多いからです。
そんな話をちょっと雰囲気を変えて
もしお時間があれば読んでいただければと思います。
どんな分野でも、広く知識を有しながら、その中で自分の強みや専門性を把握、自覚して仕事をしていく、営業することがとても大切です。
そんなことを考えながら、個人セッションを重ねて私も研鑽を積んで行こうと思っています。
今後プロフィールコーチング®をキャリアコンサルタントの皆様にも、そして商標登録した際に「プロフィールコーチング®を人生の必須科目に」という思いを体現できるよう、コンテンツをブラッシュアップしてオリジナルツールも開発して行きたいと思います。
専門性は、最初から絞る必要もなく、関連して見つかることもあり、もともと持っている自分の長所を強みに変えていくことで見えてくる。
そう考えると、仕事をしながら自己理解を深めていくことの重要性もますます高まってくるのではないでしょうか?