ゴールは一緒なのに、手段が違うだけでそうなるってもったいない。
プロフィールコーチング®のすぎもとかおるです。
今日は少し時間が出来まして河口湖のハーブフェスティバルに行き、ラベンダーを見てリフレッシュしてきました。
一人時間を楽しみながらふと思ったことを書いてみたくてブログを更新しています。
起業したばかりだったり、これからもっと自分のしていることを知ってほしい!
と考えた時に思い浮かぶのはどんなことでしょうか?
イベント出展?
コラボ?
イベントの企画?
何かを一緒に誰かと行うことは良いことですし、知ってもらう活動としても有効です。
でも、最初は勢いで出来たとしても、
・仲間割れ
・いつの間にかフェードアウト
・一時的な盛り上がり
などで終わってしまう、続かないということってありませんか?
これって、運営するという実質的な面も要因はありますが、それ以上に「気持ち」や「コミュニケーション」に関わることが多い気がします。
ゴールは同じなのに対立してしまうのはなぜ?
私は一般社団法人地域女性活動サポートラボという団体の代表理事をしています。
代表理事って言っても、何か特別な役職でもなく、
私の中では「会員のために人一倍考え動く人」だと思っています。
プロフィールコーチング®でクライアント様のお話を聞くときも「人一倍聞く人」だと思っています。
アトリエ紗泡でお客様をお迎えする時も「全身全霊で聞く人でありたい」と思っています。
「人一倍動く人」
「人一倍聞く人」
「全身全霊で聞く人」
という認識の根底には「理解」という言葉があります。
根底には「理解」する努力をして話を聞く。
その人の隣にいる感覚を持って話を聞く。
こんな前提を自分の中に持っているつもりです。
(もちろん100%完璧にはできていないと思いますが、努力は100%しています)
コーチングセッションでも、ゴール設定するのはそこへ行くために何が最善で、どうすれば良いのか?を明確にするのですが、そのゴールへ行く方法や道のりはそれぞれが決めること。
だとしたら、ゴールが同じならどうやっても良いのではないか?と思うのですが、それが違うと対立してしまうこともありますよね。
例えば、カレーをみんなで作る時。
それぞれのおうちの作り方や材料の切り方があります。
それが違うと「えー!そうやるんだ~」
で終われば良いのですが、「そうじゃない!こうだよ!」というと対立してしまいます。
それが軽いノリとか話題のネタとして楽しめれば良いのですが・・・
正しいことを主張しすぎるとケンカになることもあります。
でも、前提として、
「へ~!そうなんだね!」
と受け止めれば、その違いをそのままわかり合うことにつながります。
「理解してもらえている!」
「わかり合えている!」
と感じられることって、コミュニケーションの中ではとても大切ですね。
「理解してもらえていない」
「わかり合えていない気がする」
「ゴールは一緒なのになんでこんなに対立するの?」
などとと感じる時にいつも思うのは
「そっち側にいるのではなく、聞くときだけでも同じ場所にいる感覚で話をしたい」
「欲を言えば何かを言う時にもそっちの立場だけで言わないで」
ということです。
わがままで人に多くのものを望みすぎなのかもしれませんが・・・。
でも、逆に言えば同じ場所にいる感覚で聞けない状況や気持ちであることも多いですし、立場で聞かざるを得ないこともあります。
「わかってもらえている」
「わかり合えている」
という実感があればお互いに主張は違っても気持ち良く話したり聞いたりできて、何か具体的にするとしたら物事を勧めることも可能です。
先ほどの例でも、例えばカレーの作り方がより効率的で上手に行くためには?
という考えに基づけば、やり方が違っていてもみんなで美味しいカレーを作る工夫をすることだって可能です。
イベントや何かの企画をするときに気を付けたいこと
だからと言って、表向き、口先だけで「わかります!」と言っても心で不満だったり陰で何か批判を言おうと思っていたら、非言語表現に表れてしまうこともありますよね。
こういうことが良く何かの組織やコミュニティーあるいは、イベントなどの企画運営をする時にも起こりがち。
また、「良くしたい!」「成功させたい!」というゴールは「同じ」だったはずなのに、手段のところでケンカしてしまったり、対立がおこったりすることってもったいない!
逆に主張や結論が違っていたとしても、お互いに「聴く」姿勢が出来ていれば、感情的にならずに済むこともありますし、より建設的な方向へ向かっていくことが出来ますよね。
イベントなど期間限定だと終わってしまえばあとは関係ない!
と思うのではなく、その後も続く関係性に育てて行けたら素敵だと思います。
そんな時には
・イベントなどの目的や趣旨なども含めて共通認識を作っておく。
・出来れば口頭だけでなく、議事録的にまとめて共有する。
・それぞれが必ず何らかの役割や責任を持つ。
・それぞれの動きを全員が把握する(把握できるものを持つ)。
・メールやLINEなどの文字だけでなく、出来るだけ会って話をする。
・ランチやお茶、お酒などミーティング後の交流も大切にする。
・最後ご褒美を分かち合う!
こんなことが大切なのではないでしょうか?
立場が違えば言動も変わる?!
ちょっと余談で言うとするなら、これは、例えば立場が変われば言うことも変わる可能性がある、ということでもあるのです。
自分の目線で見ていることが正しいと思ってしまうと、違う視点で見ることが出来なくなってしまう。
違う視点ではこうとらえるんだなといったんは受け止めることが出来たうえで話を聞けたら、それだけでコミュニケーションは変わってくるのではないでしょうか。
また理解できる心理状態であるか?状況であるか?立場で言っているのか?を思いやれる関係性に育てていければ素敵だなと思います。
役所と市民とか、会社側と従業員とか、学級委員長とクラスメイトとか、係によって、そういうところでも起きやすいことですね。
コミュニケーションのスキルを上げるためことは、起業家としての仕事のしやすさにもつながります。
相手を理解しようとする「優しい気持ち」や聞くスキルを誰もが身に着けて、「聴き合い」「わかり合う」ことができたらもっといろんなことがうまくいくのでは?と思っています。
相手の立場になる
ということをわかってはいてもつい忘れてしまいがち。
お互い完全に理解し合うことは難しくても、批判や攻撃で強制終了したり、モヤモヤを引きずったまま関わるのではなく、自分の自己表現や相手を思いやる気持ち、聞くスキル、立場や気持ちに思いを巡らせること。
見直して大切にしたいですね。
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