自分の繊細さを否定せずに。HSPかなと思ったら。
HSPという言葉をご存じですか?
先日この本を読みました。
この本にチェック診断も載っているのでちょっとした目安になるかもです。
high sensitive person の頭文字をとってHSPと呼んでいるのですが、Elaine Aron(エレイン・アーロン)博士が90年代の頭に「繊細」と称される特性についての研究をはじめて、1996年にこの特性を「ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly Sensitive Person、以下HSP)」と名付けたそうです。
生まれつきの特性で生き残りの戦略の一つと考えられ、動物にもそういう特性を持っている場合もあるそうです。
簡単に説明すると、普通の人(何をもって普通なのかはあいまいですが)と比べて周囲の状況に敏感な人のこと。
少しの刺激や光、臭い、音などに敏感だったり、仕事が多いと動揺しやすかったり、一人の時間が必要なタイプの人はこれに当てはまります。
読み進めていくうちに、私は「あれ?これ私のこと?」思い、ぽろぽろと涙がこぼれてきました。
そして、単に内向的な人ばかりでなく、外交的な人も30%ほどいるとか。
色々あると焦ったり、人のことを気にしすぎて疲れてしまうという方は、もしかしたらHSPの可能性があるかもしれません。
病気ではなく、特性ですから、その特性を生かせればよい結果につながることもあるというのです。
私もこの1~2年で出会った言葉であり、本を読んだのは最近です。
何かに当てはめて安心するというだけでなく、もしそうだとしたらどうやって自分の特性を生かしていけるか?を考えていくとよいかなと思っています。
否定することなく、自分の持つ特性だと認識するだけでちょっと楽になりませんか?
キャリアコンサルティングやコーチングセッションの中でも、こうした繊細さんが他の人が気が付かないことなどで悩んでいる・・・ということもあるのかもしれません。
少しずつ理解を深めて、私自身の気づきも深め、仕事にも生かしていきたいと思っています。