自分探しより大切なものとは？～趣味編～

プロフィールコーチのすぎもとかおるです。

自己紹介レターやプロフィールコーチング®に関して

「これって自分探しでしょ？？？」

ということをおっしゃる方がいます。

でも、この「自分探し」という言葉。

学生さんならOKでも、私のような主婦が「自分探し」なんて言ったら
「ちょっと大丈夫？」って思いませんか？

って思うのは私だけでしょうか。

プロフィールコーチング®も自己紹介レターも、やっていることはもしかしたら

「自分探し」

という一言で片づけられてしまうのかもしれませんが、私は違うと思っています。

「探す」というニュアンスがなんとなくしっくりこないのです。

プロフィールコーチング®の辿るプロセスはざっくりいうと

そのままの自分の歩んできた道のりを「認識」

そのままの自分を「受容」

そのふたつから自分を無理に変えようなんて思う必要はなく、ただ分かるだけで良いという考えに基づいています。

自分が昔本当に好きだったもの、

自分の興味関心がどの時期にどこにあったのか、

どんな環境で生きてきたのか？

そんなことを一度は振り返ってみると自分を改めて「わかる」ことが出来るのです。

それは起業を考えている方、起業している方どちらの方にも集客のための行動を起こす前に必要なことだと私は考えています。

探すのではなくすでにあるものを発掘する。

そんなニュアンスですね。

話はそれますが、「なんか暇だから趣味でも探そう」
っていう人はあまりいないですよね。

「無趣味なもんで・・・」と謙遜して言う方もいらっしゃいますが、お話していくとお酒のことがすごく好きでいろんなお酒（焼酎から日本酒、ワインなどなど）のことを良くご存じだったりするので、

これも「趣味」という枠で考えるより「プライベートで好きなこと」として入れるとプロフィールがいきいきしてきますよ～！

お伝えすると、「これが？？？」とおっしゃる方もいらっしゃいました。

趣味ってそんな高尚なものでなくてもいいと思うんです。

人柄が伝わったり、その人の好きなものがわかるとちょっと距離感が縮まる。

それでいいんだと思います。

「好き」なことを「好き」に楽しめる。

これだけである意味大きな枠で考える「趣味」なんじゃないかなと。

ただそこを認識していなかっただけですよね。

私は小学校の時にフェルトの手芸にはまっていました（昭和ですね～）。

その後クロスステッチに移行します（笑）

これは単にブームということもありましたが、作ることが好き、でもミシンは苦手、ちくちく手縫いが好き、しかも単純な作業が嫌ではない・・・

振り返ってみるとそんな理由で小学生の私が好きだったことでした。

ビーズが流行った時、男子でとても器用にテントウムシやかぶ、ニンジンなどを作っている子がいましたが、私はなぜかビーズで何かを作ることをやってはみたものの、上手にできませんでした。

挫折しました（笑）

何が違うのか？

この基準って自分の価値観や得手不得手が元になっているのでまったく他の人からしたらわかりません（笑）
自分でもなんでなのかわからなかったのですが、とにかく挫折したのです。

でも、好きなものは好き。

苦手なものは苦手。

嫌いなものは嫌い。

それがわかっているだけでいい。

改めてどこかに「何か」や「自分」を探しに行くことなんて必要ありません。

嫌いなものにあえてチャレンジするということだってあるかもしれませんが、
自分の価値観や基準でやってみたいことをして、面白かったらやればよいし、
やっぱり駄目だと思えばそれはそれでOK。

手元にあるものの価値、自分の好き嫌い、それがわかっていさえすれば「自分探し」なんて必要ないんです。

話が少しそれてしまいましたが、こうやって考えてみると、自分を探すというのは、趣味を探すというのと同じくらい漠然としていて、変なフレーズだと思うのです。

言葉の一つ一つに突っかかっていたら物事は進みません。

でも、立派な大人になったら、「自分探し」ではなく「自己認識」を深めたい。

私はそう思います。

追伸
美術2だった私ですが、昨年パステルアートを学んだことで絵を描くことが楽しくなりました。
今年小さな個展をするという目標も叶いました。
評価のない世界で表現することで苦手意識がどこかへ行きました。
パステルはちゃんとした「線」で描く必要がないから好きなんです。
「線」で描くデッサンなどは今のところ苦手ですがいつ「好き」に変わるかは未知数です（笑）