好きを仕事に?仕事選びの基準は人それぞれ
仕事選びの基準、新卒や転職、起業に至るまでその軸となるものは、人それぞれなのではないでしょうか?
昔は食べるために必死で、やりがいや好きなことと言った基準で選べなかった時代もありました。
今は選べる時代だからこそ「好きなこと得意なことを活かして」「夢や希望を持って」仕事を探したり、自分のキャリアを考えることが当たり前になりました。
起業という枠で考えると、サラリーマンや満員電車をデスったり、儲かりそうだからと怪しいビジネスに手を出してしまったり、とにかくキラキラしたいがために「起業」という言葉にすり替えていることも見受けられます。
でも、個々に話を聴いていくと、「実は幸せな家庭を築きたいんです」「親孝行したいんです」「のんびりと暮らしていきたいと考えています」「家事をおろそかにするくらいなら仕事をしないという選択をしたい」いうような夢やフロンティア精神あふれる仕事選びではないところに価値を置いている方も案外多いものです。
好きなこと得意なこと以外で仕事を選んでもOK
もちろん好きなこと、やりたいこと、得意なことを活かしてイキイキと仕事が出来ることは理想でしょう。
でも、それだけが絶対的な価値ではないと私は思います。
例えば家族のためにこの仕事を頑張ると決めていればそこに価値があるわけです。
この資格を取りたいから頑張ってお金をためて会社で受けさせてもらうということだってOKなわけです。
どうやって頑張って続けていくか?
少し話は逸れますが、ある時に
Twitterで豊田毅さんという方の投稿があり、目に留まりました。
続けることだけが美徳とも思いませんが、続かないのならその先にどういうサポートが必要なのか?
受け皿として公的機関だけでなく、様々な制度や施設でのバックアップが必要なのだとこの投稿を見て思いました。
好きなことや得意なことで仕事をしない人もたくさんいるのです。
そもそも好きなことがわからないという人もいます。
それは良い悪いではない、その人の選び方や基準がそれぞれにあるだけだと私は思います。
キャリアコンサルタントは働くことの周辺も含めた受け皿の最前線として立つこともあります。
相談窓口は、そうした人のためにもあるのです。
好きを仕事にという言葉が一般的に言われるようになっていて、それはとても素敵なことだと思います。
私も人から見れば、好きを仕事にしてきた一人だと映るでしょう。
(もちろん自覚もあります)
でも、その価値観や基準がすべてではありません。
自分なりの基準で何を選択するかを考えたくなったら、相談するのもひとつの手段です。
そして、本当に転職したいのか?起業したいのか?を見つめていくことも時として必要です。
まずは自分の心にある思いをアウトプットして、整理していくことが一番の近道だと思います。
働き方に関しては、公式に当てはめてこうだ!というような明確で誰にでも通用する、汎用性のある答えはありません。
だからこそ悩むこともありますが、キャリア=人生ととらえた時に、誰かの真似をするのではなく、自分の生き方の選択をその時々で真剣に考えていくことが出来るような時間を持つことが必要です。
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